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2006年6月の2件の記事

2006年6月14日 (水)

ホーボー日記

去年のクリスマスにやってきたシクラメンの鉢植え。

窓際で随分長く花を咲かせ続けて私を楽しませてくれていた。

4月の初旬ぐらいまで咲いていただろうか..........

今年のクリスマスにまた花を咲かせてもらえるようにと毎日話しかけながらどんどん増えていく新しい葉を楽しんでいた。

二日程前小さなつぼみを2つ発見した。

え!もう終わりじゃなかったの?っと驚いた。

良く見てみると小さなつぼみはにょきにょきと無数に出てきている。

今日、シクラメンの炎のような花がゆっくりと咲き始めた。

真っ赤な花はバレリーナの柔軟体操のようにゆっくりとしなやかに広がって行く。


遅咲きの狂い咲きと言う言葉を思い出した...................。


インターネットで調べてみたが、花は6月ぐらいまで咲くそうなので何もおかしな話ではないらしいが...........。

ちょっと休憩していたの............?

花は艶っぽく微笑んだように見えた。

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2006年6月13日 (火)

ホーボー日記

朝からしとしとと雨の降る梅雨らしい天気の今日は、久しぶりに私の唄の師匠の一人でもある偉大なる作家のさこ大介氏に会う事になっている。

休日いつもはにぎやかな表通りも雨のせいか比較的静かで時間を忘れてしまいそうだ。

大介氏の曲「やまない雨」を思い出す。

大介氏とはかれこれ10数年前に神戸で出逢った。ちょうど彼が神戸に単身赴任していた頃の話だ。
初めて会ったときの印象は「どこから来た人なんだろう?」と不思議なエネルギーを持った人だと思ったのを思い出す。
見た目から受ける印象と全然違う美しいメロディーにのせた豊かな詩世界に私はどんどんはまっていった。
ちょうど私が曲作りを始めた頃だったので特に印象深かった。
その中でも身体が勝手に反応する(当時まだ子供だった私にその詩世界が本当に理解出来ていたのか?はとても疑問なのだが.....)『眠花(イェファ)』という曲に人目惚れをして何度も聴かせてもらったのを覚えている。
まだまだ大介氏にかなう唄が歌えているとは思っていないが、不遜にも1st ALBUMの一曲に録音させてもらった。今聴いてもやはり楽曲の持つ素晴らしさに助けられている唄がそこにあるのを実感せざるをえない。

そんな事を考えながら身支度を終えて出かける事にした。
雨と言えば悲しい出来事が思い出されて一昔前は条件反射のように暗い気持ちになっていたが、最近は雨の日は雨の日で風情があるなと雨音なんか楽しめるようになってきた。
時間と言うのは不思議なものだ.........。

新宿から小田急線に乗って約30分。狛江駅に5時に待ち合わせをした。2日前に携帯をなくしたと言って連絡があり、連絡の取りようがなかったので到着時間を心配したが5時3分に会う事ができた。ミュージシャンは時間にルーズだと思っていたのか、時間通り来たね〜と、とても嬉しそうだった。
神戸のころからそうだったように、きっちりと自分の地元駅前に素敵な呑みやを見つけていて、早速案内された。
狛江駅を出て右側にロータリーに沿って少し行くとなにやらあやしげな看板がある。昔の喫茶店のようにガラス張りの店内を緑で隠すように植物に囲まれた入り口にひらがなで「やきとり」と。そしてそれに平行して蛍光の黄色に輝いて、かたかなで「ミートステイション」と書かれてある。ま、確かにやきとりだから.....と思ったのだが.......。
大介氏は「俺もね、横文字の呑みやは初めてなんだよ。」と言ってドアを勢いよく開けた。
カウンターが15席程、奥に5人がけぐらいの団体席があると言う。
初めて連れて来た私を丁寧に扱ってくれようと、「奥の席良いかい?」と聞いてくれてたのだが、大将の「何人?」と言う言葉に反応した私はカウンターへ座ろうと促した。
5時でまだ明るく、休日だと言うのにほぼ満席のこのお店......。一体なんなんだろう.......。私の座った席は丁度店内を横から見渡せて、ガラス張りの表通りも見えてなんだか特等席のようだ。
看板の「ミートステイション」が酒がすすむごとに大きく見え始める。
そうか.....。人はここで会って会話をしてまたそれぞれに帰って行くからあの屋号になったのか.......。
なんだか久しぶりに素敵な一夜が始まりそうな予感。

大介氏は「ブルースって言うのはこういう所の足下に転がっているもんなんだよ」と焼酎ロックで少し赤くなった顔でそうつぶやいた。


私は久しぶりに良い音楽を聴いたような気持ちになった。

その夜は果てしない程の人にミートした。


『やまない雨』 詞、曲:さこ大介 1976年作

やまない雨があるのなら
明けない今夜があってもいいね
たまには灯りを消してしまおう
流れ出す夜の河に浮かべようこの歌を

酔えない酒があるのなら
醒めない恋があってもいいね
風さえ吹けば忘れられると
口癖さそんな事また独りこの店に

褪せない夢があるのなら
買えない今があってもいいね
崩れた明日はわかっていても
飛んで行けグラスごと
俺を乗せてどこまでも 

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